ハイパー児童館ぷれいす(準備中)

「あるがまま」に「あたりまえ」でいられる居場所づくりをめざして

「児童館にいってみよう」

http://www.jidoukan.or.jp/letsgo.html
これは、児童健全育成推進財団という一般財団法人が2015年の夏休み明けに合わせて出された緊急提言です。

9月1日とその前後は、こどもの自殺が多発する時期とされています。
長い夏休みが明けるとともに再開する学校生活に入ることができずに命を絶つ選択をしてしまうこどもを救いたい。そんな想いが込められた提言です。

「逃げてもいいんだ」という呼びかけが多くなされるようになりました。

学校も家も辛いなら、そうでない場所へ。

ただ、本当に安心して逃げる場所がなければ、「逃げてもいい」というメッセージも空虚であり、むしろ危険でさえあります。

せっかくハイパー児童館ぷれいすを作るなら、そこは安心して逃げて来られる場所であれたらと思います。
それでこそ、「児童館」と冠する意義があります。

児童館が対象とする「児童」は、本来は0歳から18歳。障害の有無は問われません。
ハイパー児童館ぷれいすは、「ハイパー」と謳いつつ、児童館が受け入れるべき対象の全てを受け入れられる存在になりたい。

その理想を現実にできるよう、挑戦していきます。

どうぞのいす

ハイパー児童館ぷれいすをつくるときに備えたいもの、取り組みたいプランについて語ってみます。

今日は、「どうぞのいす」。

ご存知の方も多いかと思いますが、元ネタはこちらです。

私がハイパー児童館ぷれいすに置こうと思う「どうぞのいす」は、物語に出てくるようなストーリーを期待するものではなく、文字通り、「誰でもどうぞお座りください」という思いを込めたいすです。

ハイパー児童館ぷれいすの中に入らなくても使えて、好きに休んだりくつろいだりできるいすを置くんです。

ただし、禁煙。これは絶対。

他にも、あまり迷惑なことをされては困るのですが、そういったことにも対話で解決を目指していきたいな。

いすはいくつか設置。
不揃いな方がいいかな。
リサイクルだとなおいいかも。
誰かがいらなくなったいすが、他の誰かのくつろぎになる、なんて。

忙しなく時間が過ぎる日常に少しでも安らぎを、お手軽に。

そんな場所、ハイパー児童館ぷれいすにはあります。

「どうぞのいす」

ほっとくシート

ハイパー児童館ぷれいすをつくるときに備えたいもの、取り組みたいプランについて語ってみます。

今日は「ほっとくシート」。

ぷれいすの中に何席か「ほっとくシート」を設けます。
図書館や自習室にあるような一人用で左右に仕切りがある机を置き、他の利用者の目に触れにくいように配置します。

「今日は一人でいたいなぁ」「今日は他人関わるのしんどいなぁ」っていう子が安心して一人になれる席。
最低限のルールを守ってくれれば干渉しないことを約束する席。

「ほっとく」とはいえ、明らかに心配がある子には何らかのアプローチはするかもしれない。

でも、一人でいたいという気持ちも、少なくとも一旦は、そのまま受け止める場所でありたいから、ハイパー児童館ぷれいすにはあります。

「ほっとくシート」

ここに至る道筋

私は、現在都立の特別支援学校で寄宿舎指導員という職に就いています。

都立の特別支援学校(盲学校・ろう学校・特別支援学校・複数障害種併置校学園)は50ちょっとあるんですが、その中の5校(盲学校4校、肢病併置学園1校)に寄宿舎が設置されています。家庭からの通学が難しい児童生徒の登校保証をするための施設です。家庭と密に連携を取りながらお子さんをお預かりしています。島しょ生を除き、週末や祝日、長期休業は自宅に帰しています。

その寄宿舎で、生活の中で起こる様々なことに対して指導と助言などを行うのが寄宿舎指導員です。以前は寮母と呼ばれていました。同性介助の推進による人権の擁護の観点から男性の採用が増え、当初は男性寮母と呼ばれていましたが、雇用機会均等法の流れで寄宿舎指導員という名称となりました。

さて、その寄宿舎ですが、私が寄宿舎指導員に採用された時は11ありました。
都が、「通学に困ってる子ってそんなにいないよね?」といって教育的な意義を求めて入舎することを対象から外した上で、「対象者少ないから減らしていいよね」と言って削減したんです。
まあ、その是非や詳細を書くと逸れていくので割愛しますが、いろいろ声も上がったし、懸念も出たんです。
特に議論となったのは、実際に削減される寄宿舎を現に利用している子どもが、舎なき後どこでどうケアされるのかという問題。
結局、自治体の現有のサービスや福祉対応で丸々代われるものはないということになりました。
それでいいのかと。みんなが思いましたし、私個人としても思いました。

私はその思いが強く弾けすぎまして、これだけ意義のある寄宿舎、なくなるなら作ってしまおう!とまで発想がぶっ飛んでしまったんです。

ただ、落ち着くと寄宿舎そのものは作るのが大変だし、インクルーシブが叫ばれる世の中、特定の学校(つまりは特定の障害種)に限った場を作ることでそれに応えられるのかとも思うようになったわけです。

そこで、さらに落ち着いた末、たどり着いたのが…

誰もが「あるがままで、あたりまえに」笑顔で居られる地域の居場所。名付けて、

「ハイパー児童館ぷれいす」

なんです。

ハイパー児童館ぷれいす


「誰もが「あるがままで、あたりまえに」幸せに過ごせる居場所」を目指して。

ハイパー児童館ぷれいすは、障害のあるなしや種類、家庭の状況や個々の得手不得手に関わらずに過ごせる、地域に根差したこどもの居場所を目指しています。
ざっくり言うと、インクルーシブな居場所作りです。

構想してからだいぶ年数が経ってしまいました。

少しでも早く実現できるように、ここで構想の詳細や進捗を書いていこうと思います。